水野ゆうきの活動報告 2021年9月-1

9月議会に上程される予定案件の説明を受ける水野ゆうき

千葉県では2021年9月19日(日)~2021年11月8日(月)の毎週日曜日と月曜日の週2回、千葉県内に住民登録のある16歳以上(令和3年4月1日時点)の方を対象とした、千葉県ワクチン接種センターを設置いたします。
9月14日(火) 9:00より受付開始となります。

●予約URL:https://info.vc-chiba.liny.jp/info/chiba

●妊婦の方用コールセンター:0120-425-072
(※妊婦の方以外の電話予約は受付けておりませんのでご注意ください)

主な活動内容

9月議会に上程される予定案件説明

来週9月15日から9月定例千葉県議会が始まるにあたり、議案説明会が行われました。
9月補正予算案では新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ、コロナ対策費と八街市の通学路で発生した交通事故を踏まえた交通安全対策が肝となっています。
補正予算額は726億9,500万円で、そのうち新型コロナウイルス感染対応経費は592億2,900万円です。

9月定例千葉県議会にて上程される新型コロナウイルス感染症対策

●入院患者受入れのための空床・休床確保等事業

⇒患者受入れのために確保した病床のうち、患者入れ替えなどに伴う空床分や感染防止策などに伴う休止病床分に係る費用について補助。
休止病床のうちICU・HCU以外の病床については県独自に補助単価1万円上乗せ。

●患者受入協力金

⇒入院患者を受け入れる医療機関に対して人員体制の確保や院内感染対策等の負担を軽減するため、県独自協力金交付。

●夜間・休日における患者受入体制整備

⇒医療機関の人員体制が手薄となる夜間・休日において医療機関が輪番体制等を構築する場合や患者を実際に受け入れた場合に支給する協力金について大幅増額。

夜間・休日に確実な受入体制を確保した場合 1日10万円
(夜間・休日に入院患者を受け入れた場合 1人10万円)

●軽症者等のための宿泊施設確保

新たに500室を加え、常時1,500室程度を確保。
高リスク療養者への対応強化のため、配置する看護師や酸素吸入器を増やす。

●自宅療養者等の診療体制強化

自宅療養者等の外来・往診を行う医療機関の更なる増加と支給する協力金の予算増額。
医療機関等が訪問看護を行う場合や夜間外来の輪番体制を構築する場合についても新たに協力金を支給。

●自宅療養者支援事業

自宅療養者に対して希望に応じて配食サービスを継続実施。
自宅療養者の増加に伴い、健康管理や症状悪化の際の対応強化のため、新たに『自宅療養者フォローアップセンター(※)』を設置し、パルスオキシメーターの全員配布、酸素吸入器の確保。

※新設される『自宅療養者フォローアップセンター』では、現在保健所が担っている自宅療養者のフォロー業務を行います。現時点では、24時間体制で計30名体制を予定。

●入院医療費等の公費負担

患者の入院医療費や軽症者等や宿泊施設または自宅で療養中に必要となった医療費を公費負担する。

●検査体制の確保

保健所や衛生研究所等において引き続き検査を実施するとともに、医療機関が検査を行う場合に患者の自己負担分について公費負担する。

●搬送体制の確保

民間救急事業者や消防機関の救急車により搬送できる体制確保と保健所等による搬送体制強化。

●ワクチン個別接種促進支援事業

個別接種促進のため、ワクチン接種を一定数以上実施する医療機関に対する支援金について対象期間を延長して交付。

●ワクチン接種体制の確保

接種前の不安や接種後の副反応等の相談を24時間体制で受け付ける相談窓口を設置するとともに、副反応等に対応する専門的な医療機関の確保を行います。

『千葉県行財政改革計画』『新たな総合計画』『次期千葉県立病院改革プラン』骨子案・概要等説明

千葉県では県の重要施策の柱となる計画の策定が目白押しとなっております。
特に総合計画は県全体の大きな柱、県づくりの大きな方向性となります。新たな計画では11の変化と課題とともに、千葉県が目指す姿を明示し、県内を6地域のゾーンに分けて、それぞれの地域の特性を活かす内容となっています。

また、6月議会における私の代表質問でも取り上げましたが、県立病院の経営悪化改善は喫緊の課題となっております。県立病院の経営は平成26年度から令和元年度まで6年連続の赤字決算となり、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあり資金不足が生じたため37億円の長期貸付金を受けるなど非常に厳しい状況にあります。
次期改革プランでは早期に収支黒字化を果たすために経営の見える化、医業収益の改善、医業費用削減の徹底などが盛り込まれました。

新型コロナウイルス感染症対策について会派で行政にヒアリング・勉強会

千葉県において新型コロナウイルス感染症の新規陽性者数が増加し、保健所の業務が切迫していることに伴い、現在、同居している家族等以外の濃厚接触者の特定・調査等が難しい状況となっております。そのため、濃厚接触者と知らずに出歩いて感染を広げてしまうケースがあります。

入口を大きく網をはることで拡大を防げると考えます。

また、早い段階で陽性だとわかれば抗体カクテルを使用することができ重症化リスクが減ります。
抗体カクテル療法(中和抗体「カシリビマブ」と「イムデビマブ」を混ぜた点滴)は感染の初期段階で使用すれば重症化を防ぐ効果があるとして期待されているものですが、抗体カクテルは千葉県が国に申請をするものではなく、各医療機関がそれぞれ登録をし、国に申請をして、認められた分だけ配分されるという形になっています。

当初、国は入院患者や一定要件を満たす臨時医療施設等のみとしておりましたが、現在は、入院患者でなくてもコロナ入院を受け付けている、24時間体制で入院治療ができる医療機関などに限り、外来診療でも投与できるようになったわけですが、50歳以上で基礎疾患がある方など、受けられる方も、登録できる医療機関も条件付きのために限られている状況です(すべて国が決めています)。

現在千葉県では60以上の医療機関で抗体カクテル療法の実績があります。
自宅療養者支援としてフォローアップセンター新設や酸素吸入や点滴などの緊急の処置なども行える「入院待機ステーション」開設など千葉県としても対策を講じていますが、引き続き入口(検査)の強化も求めていきます。

代表者会議

9月定例千葉県議会に向けて、各会派代表者会議が開催され出席しました。
県議会の広報についてICT化を目指す主旨が議長より提案があり、SNSの活用含め県議会として積極的にICTを利活用して県民に情報を発信していく方向性となりました。
議会の新型コロナウイルス感染症対策として、マスク着用やアクリル板設置等を継続し、感染拡大防止に取り組んでいきます。

我孫子市民及び市議会議員と協議・要望対応

我孫子市民の皆様方および我孫子市議会議員からご相談・ご要望いただいた道路問題、新型コロナウイルス感染症対策、我孫子市内各駅のバリアフリー化、入札の公平性等ついて、県行政と協議を行いました。
地域の課題解決に向けて取り組んでいます。

水野ゆうきより

9月議会に向けて、8月と9月第1週は地元・我孫子市内での活動を中心に行ってきました。
この間、防災や道路問題、教育関係等に関する様々なご意見を賜り、新型コロナウイルス感染症については医師はじめ医療従事者の皆様方から率直な現場のご意見等をいただきました。
皆様の声を行政へ届け、想いを形にできるように9月議会に臨んでまいります。