水野ゆうきの活動報告 2021年1月-4

柏児童相談所を視察する水野ゆうき

2月定例千葉県議会が開会しました。
今定例会において執行部から提案された議案等は令和3年度当初予算案、令和2年度補正予算案、各種条例及びその他附帯議案80議案のほか、報告2件となります。
3月に千葉県知事選挙を控えていることから2月議会の当初予算は「骨格予算」であり、具体的な政策的予算は新しい知事誕生後の6月議会において協議されることとなります。

開会日には、一都三県(東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県)知事が新型コロナウイルス感染症に関する共同取組について意見交換を行い、緊急事態宣言後の対応について、地域の感染状況や医療提供体制なども踏まえ、十分な科学的根拠に基づき、適切な判断を国に求める「一都三県共同宣言」を発表しました。

主な活動内容

2月定例千葉県議会開会

本会議場の議席毎にアクリル板を設置した上で2月定例会が開会しました。
令和3年度当初予算案は、人件費、社会保障費、公債費等の義務的経費等とし、一般会計の予算規模は1兆9,898億1,682万余円(前年度当初予算と比べ9.4%増)。

令和2年度2月補正予算案は国の補正予算に対応した防災・減災対策などの経費を373億円が計上されています。

森田知事と質疑を行う最後の議会となります。水野は予算委員会にて次年度予算ならびに事業等について質疑を行います。

予算委員会に向けた勉強会/議案説明

予算委員会にて質疑を行う項目について、継続して調査・研究を行い、行政と勉強会を行っています。また、所属する県土整備部にて付託される北千葉道路の工事概要等について担当課から詳細な説明を受けるなど、ひとつひとつの議案に対して丁寧に深堀をしています。

千葉県柏児童相談所視察

野田市(柏児童相談所管轄)で発生した児童虐待死を受け、千葉県・県議会一丸となって 職員の資質向上や人員体制強化など児童虐待防止策に取り組んでいます。

令和3年度からは柏児童相談所の組織が見直され、調査課が「調査一課」と「調査二課」に分けられます。柏児童相談所が管轄しているのは松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市と140万人を超えており、抜本的な見直しが必要です。

現在、柏児童相談所の職員は112名おりますが、執務室環境の狭隘化など、様々な課題があることから調査課を2課に分けることに伴い、会派で柏児童相談所を視察しました。

 柏児童相談所の虐待相談受付件数は2,536件(令和元年度)と平成28年度の1,942件から増加傾向にあり、職員の多忙化はもちろんのこと、子どもたちの命と安全を守るために環境整備が急務です。

一時保護所も増築により定員25名から31名に増員したものの、1日の平均保護人数は44.5名となっています。

 建物自体も築46年を迎え、子どもたちの気持ちを考えると施設自体の雰囲気や職員のモチベーションも非常に大切だと考えます。

千葉県議会フリースクール等教育機会確保議員連盟PT会議

役員を務めている千葉県議会フリースクール等教育機会確保議員連盟(超党派)のPTが開かれました。水野はPTメンバーの1人として、今後の不登校児童生徒支援に向けて中核を担い、すべての子どもたちに教育の機会が与えられるよう、実のある議論をしています。

水野ゆうきより

今週は議会も始まり、予算委員会の質疑を有意義なものにするために現地調査などを行いました。
世の中が新型コロナウイルス感染症一色の中、今この一瞬でも辛い思いをしている子どもたちがいることを政治は忘れてはなりません。

政治の役割を今一度見直し、こうした時期であっても置き去りにしない、子どもの命を最優先するために議会質疑へとつなげていきたいと思います。