美しい手賀沼を取り戻す:特定外来生物対策と水質改善等

手賀大橋と手賀沼

水野ゆうきは手賀沼の環境保全に関しては重要な政策の柱として注力しており、質問の機会の度に取り上げ、事業化や予算化ならびに市民団体等との協力体制の強化を促進し、対策に尽力しています。 

≪役職≫ 
手賀沼水環境保全協議会顧問 
千葉県環境審議会委員(水環境部門) 

①手賀沼で確認されている特定外来水生植物:ナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイ対策について 

ナガエツルノゲイトウ駆除

現状と課題
手賀沼ではナガエツルノゲイトウのみならず、2017年には滋賀県の琵琶湖でも駆除に苦慮しているオオバナミズキンバイが手賀沼において発見され、たった2年間で約10倍にも繁茂面積を拡大。

滋賀県は2016年度、駆除に3億3千万円を投じて対策を講じているにも関わらず、繁茂を妨げていないということから、手賀沼においても早い段階で手を打たなければ近い将来、多額の対策費用が必要になるだけでなく、手賀沼の環境保全に多大なる影響を及ぼしかねないと多くの市民団体、地域住民のみならず、専門家も警鐘を鳴らしています。

水野ゆうきの活動と実績

2018年2月定例県議会予算委員会

千葉県では平成30年1月末現在、38種の特定外来生物が確認されています。このうち、カミツキガメ、キョンなど26種類が動物、ナガエツルノゲイトウ、オオキンケイギクなど12種類が植物。
特定外来生物への対応は、法律に基づき国が行うこととされていますが、実際に対応がなされている種類は限られています。

このため、特定外来生物の行動特性や生息状況、被害の発生状況等に応じて、県、市町村、市民団体や住民など様々な主体が対応を図らなくてはなりません。

水野質問:手賀沼流域で確認されているナガエツルノゲイトウやオオバナミズキンバイなどの植物について県ではどのように対応しているか。

千葉県答弁:河川管理上の支障が生じているものは県が駆除を実施しているほか、水辺環境の保全のため、市民団体と関係機関等が協働により駆除を実施。
また、県及び市民団体等において、水生植物の繁茂状況の調査を実施。

水野質問:オオバナミズキンバイは手賀沼で昨年初めて見つかり、環境保護団体のメンバーや県・市の職員らも参加し水際での除去作業を進めた。
オオバナミズキンバイは琵琶湖で2009年度に初確認されて以降、爆発的に増殖、滋賀県は2016年度、駆除に3億3千万円を投じるなどしており、手賀沼に関しても早めの対応が肝要である。
手賀沼流域における植物について環境に応じて適切に対応すべきだと思うがどうか。

千葉県答弁:植物の駆除については、行政、土地の管理者、市民団体等が、それぞれの立場で取り組んでいるところであるが、効果的な駆除を行うには、一層の連携が必要なことから、現在、関係者間で情報共有を行い、対応について、協議を進めている。

今後も、手賀沼水環境保全協議会などの場を活用し、関係者間で話し合いを行い、連携・協働による対策を進めていく。 

水野要望:水質浄化の活動や特定外来生物についても関係者間の連携・協働を一層進めていただきたい。
手賀沼水環境保全協議会を活用し、定期的に積極的に情報発信・意見交換を行うとともに、もっと多くの協力や参加が得られるような取り組みを進めていただくよう要望する。

2018年4月「手賀沼水循環回復行動計画」改定

千葉県は2018年4月に「手賀沼水循環回復行動計画」を改定し、新たな「行動メニュー」として「特定外来生物への対応」を追加しました。

2018年6月定例県議会一般質問

水野ゆうきは特定外来生物に関する千葉県の取り組みと外来生物法による処分方法の周知情報共有に関して質疑と要望を行いました。こまめな駆除作業をしていくにあたり、県民の皆様に適切な処分方法を周知していくことが肝要です。

水野質問:これまで手賀沼では一片の切れ茎からも非常に速い速度で成長する特定外来生物のナガエツルノゲイトウ対策に時間を費やしてきた。有効な防除策が模索されているさなかに、同じく特定外来生物に指定をされているオオバナミズキンバイが昨年6月に手賀沼で発見され、地域住民に衝撃を与え、大きく報道された。

オオバナミズキンバイは他の種を圧倒して短時間で成長し、光をさえぎってナガエツルノゲイトウさえ枯らしてしまうだけでなく、水から離れて陸でも生息、繁茂するため、水田耕作地への侵入が懸念されている。

(中略)手賀沼の環境保全に多大なる影響を及ぼしかねないと多くの市民団体、地域住民のみならず、専門家も警鐘を鳴らしている。
オオバナミズキンバイ等、特定外来生物の繁茂に対する取り組みはどうか。

環境生活部長答弁:県では昨年度、手賀沼における水生植物の繁茂状況について調査を行い、分布範囲の実態を把握した。本年4月に「手賀沼水循環回復行動計画」を改定し、新たな「行動メニュー」として「特定外来生物への対応」を追加。この計画に基づき、手賀沼水環境保全協議会などの場を活用し、情報共有を行いながら、流域住民や行政等が連携して駆除に取り組む。

水野質問:オオバナミズキンバイ等の処分方法について。

昨年、市民団体をはじめ、県職員、我孫子市職員らも含め、約60人が参加をしてナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイの二つの外来植物が混生する約400平方メートルの群落を鎌で刈り取り、重機で桟橋に引き揚げ、沿岸の県有地に仮置きし、乾燥させた後に放射性物質濃度を測定後、焼却処分を行うなど、除去作業を実施はしたものの、オオバナミズキンバイは手賀沼各地で定着初期を越えて、大きく繁茂域を拡大させており、継続したこまめな駆除活動が大切であると湖沼の環境保全に係る市民団体の皆様が呼び掛けている。

近年、外来生物の悪影響に対する国民の認識の高まりもあり、特定外来生物に指定されている植物を対象にした小規模な防除活動も各地で行われている。
しかしながら、特定外来生物の処分については、外来生物法により持ち運びなどに関して様々な規制があり、善意で駆除をしたつもりでも思いもよらず法律に抵触してしまい高額な罰金などが発生する可能性もある。

このことが防除の妨げになっているという指摘が報告されていることからも、特定外来生物の処分方法について一定の方法を明確化し、周知していくことが非常に重要。

特定外来生物の運搬は原則禁止ではあるものの、特定外来生物である植物の防除を目的として地域住民やボランティア等による小規模な活動の円滑な実施を図るために、提示されている要件を満たせば、外来生物法にある運搬には該当しない場合もある。
オオバナミズキンバイ等の特定外来生物の植物はどのように処分すればよいか。

環境生活部長答弁:特定外来生物は原則、運搬や保管が禁止されているが、オオバナミズキンバイ等の植物の防除については、地域住民やボランティア団体等などによる小規模な活動の場合、一定の要件を満たすことにより運搬と保管が可能になる。

具体的には防除を行う前に、ホームページや掲示板等により、実施主体や実施日、場所等を告知し、袋に入れるなど、植物や種子の飛散防止措置を講じることにより、直接ごみ焼却施設やゴミ収集所に出すことが可能となる。持ち出されることがないように適切に管理することにより、処分するまでの一時的な保管も可能となる。

なお、相当規模で継続的に防除活動を行う場合には、防除実施計画書を作成の上、国の認定を受けることが必要。

水野再質問:特定外来生物に関する知識、情報や問題点が県民に周知されておらず、一見緑が増えているように見えて問題の深刻さについて理解が進んでいない。
処分方法についても実際にどういう活動の中で、どういう処分方法であれば外来生物法に該当しないのか、例えば具体的にどういうゴミ袋でどういう処分をしたら良いのか等含め、まだまだ特定外来生物に関する知識や情報が県民に伝達していない。特定外来生物に関する知識について、どのように県民に周知していくのか。

 環境生活部長再答弁:県ではホームページや生物多様性ちばニュースレターなどの広報媒体を活用するほか、市民講座や市民団体の学習会への講師派遣を行うなど、様々な方法で特定外来生物に関する知己の普及に努めてはいるが、どういう知識が求められているかという点の把握も含め、普及啓発に取り組んでいきたい。

水野再質問:琵琶湖では外来水生植物対策に特化した協議会も設立するなど、かなり組織的に取り組んでいる。
千葉県においては特定外来生物に関しては情報と知識を共有できているとは言い難い状況。協議会等と住民団体が定期的な意見交換を行える場を設けていただきたい。

市民団体・有識者・行政職員・議員による情報交換会・勉強会開催

市民団体や有識者、行政職員や議員が参加をした情報交換会などを開催し、最新の効果的な防除方法等の情報を共有。

市民団体との連携や駆除方法・注意点の情報共有の機会を要望した結果、県に実現していただき、2019年1月28日に印旛沼水質保全協議会及び手賀沼水環境保全協議会の合同勉強会を開催。

2019年2月定例県議会予算委員会

【千葉県の対応】2019年度に新規事業として「湖沼における外来水生植物対策事業」1千万円計上。

手賀沼をモデルとした湖沼における外来水生植物対策事業が計上され、また大きな一歩へと踏み出すことができました。

特定外来生物について、手賀沼では、これまで市民団体等による自主的な駆除等に留まっていることから、行動計画では、流域の住民、事業者、行政の協働・連携による駆除を進めることとしたところです。県としては、新規事業にて以下の取組を進めていきます。

●水生植物の繁茂状況の調査を実施
●効果的な駆除方法や継続的な管理手法の検討
●市民団体等への支援方策

その中で水野ゆうきが特に重視をしているのが「管理手法」と「市民団体等への支援方策」です。

水野ゆうきの質問に対し、千葉県からは

繁茂状況の調査結果を基に、利水、治水、生態系などへの影響を考慮し、群落ごとの駆除の緊急性や作業の難易度等を把握した上で、具体的な駆除方法や、駆除の優先度の検討を行うとともに、実施体制や、住民、事業者、行政の役割分担などの検討を行う。
また、市民団体等への支援については、管理手法の検討結果を基に、市民団体等による自主的かつ継続的な駆除を可能にするため、技術面なども含めた支援策について検討していくこととしている。

という答弁をいただきました。

引き続き、計上された1千万円を有意義に活用されるよう注視するとともに、市民団体等との更なる連携を求めていきます。 

2019年9月定例県議会一般質問

千葉県としても特定外来生物対策に力を入れていただき、昨年4月に「手賀沼水循環回復行動計画」を改定し、新たな「行動メニュー」として「特定外来生物への対応」を追加するとともに、今年度当初予算において新規に「湖沼における外来水生植物対策事業」として1千万円を計上しています。
今年度も市民団体や有識者、行政職員や議員が参加をした情報交換会なども開催され、最新の効果的な防除方法等の情報を共有するなど、今後の具体的な駆除に向けて取り組んでいるところです。駆除を滞りなく進めるように要望しました。

水野質問:湖沼における外来水生植物対策事業の進捗状況と今後の見通しはどうか。

環境生活部長答弁:県では、今年度から湖沼における外来水生植物の計画的な駆除を進めるため、管理手法の検討などを行っている。
これまでに、手賀沼において船やドローンを活用した水生植物の繁茂状況の調査や先行して駆除に取り組んでいる滋賀県の刈取り現場などの視察を実施。

今後はこの結果を踏まえ、今年度末までに群落ごとの駆除の優先度や手賀沼に適した効果的な駆除方法の選定を行うとともに継続的な駆除、管理を可能とするための市民団体等への支援方策についても関係者の意見を聞きながら検討する。

2020年2月定例県議会予算委員会(千翔会)

【千葉県の対応】
前年度を大きく上回り2020年度に「湖沼における外来水生植物対策事業」 101,330千円(R1 10,000千円)(債務負担行為 62,000千円)計上。

  1. 事業の目的・概要 
    ナガエツルノゲイトウやオオバナミズキンバイなどの外来水生植物が、印旛沼及び 手賀沼とその流域河川で急速に繁殖しており、水質・生態系などへの影響や、農業・ 漁業被害などが懸念されることから、令和元年度に実施した調査・検討結果をもとに計画的な駆除等を進めます。
  2. 主な事業内容
    (1)手賀沼における計画的駆除 令和元年度に実施した繁茂状況の調査や駆除方策の検討結果を踏まえ、優先度の 高い群落から計画的な駆除に着手します。
    (2)印旛沼における水生植物繁茂状況調査 駆除の実施に向けた方策を検討するため水生植物の繁茂状況を調査します。


この事業内容に基づき、以下の質疑を水野所属会派「千翔会」として行いました。

水野質問:手賀沼では、外来水生植物の繁茂域が急速に拡大し、中でもオオバナミズキンバイがたった 2年間で約10倍にも繁茂面積を拡大していた。このまま、手賀沼の外来水生植物が拡大していくと様々な問題が生じる。
県は令和 2年度の当初予算(案)に「湖沼における外来水生植物対策事業」として 1億円を超える予算を計上し、手賀沼における外来水生植物の駆除等に着手する。具体的にどのように駆除を実施していくのか?

千葉県答弁:手賀沼は季節による水位の変動があることから、水草刈取り船を活用した大規模な駆除作業は水位が高い3月末から8月までの間に実施する必要があると考えている。このため、来年度は8月めでに試験駆除を行い、手賀沼に適した水草刈取り船の選定や効率的な駆除方法等の検討を行ったうえで、令和3年3月から本格的な駆除を実施する予定。
一方、水刈取り船が活用できない流入河川の河口部では、水位の低くなる時期に人力や小型の重機を用いた駆除を進めていく。

水野質問:約2万7千平方メートルと広範囲に繁茂する外来水生植物を駆除するとのことであり、駆除に伴い大量の植物を処分することになる。処分するまでの間、駆除した植物の根や茎から再繁茂することも懸念されるところだが、どのように処分するのか。

千葉県答弁:駆除した外来水生植物は、大量の水分を含み、重量があることから駆除箇所から近く、広さが一定程度ある場所に引き上げて、乾燥させ、市の焼却施設で処理することとしている。
外来水生植物は陸上でも繁茂するという知見があることから、舗装した場所で乾燥させ、また、飛散防止のためシートで覆うなどの対策を講じる。

水野質問:地元では繁茂域が急速に拡大している外来水生植物に対し、大規模な駆除を行うことに大変関心が高い。
また県の駆除後の管理を適切に行うためにも、地元市や住民団体との協働が必要であり、この事業を手賀沼周辺の市民に対し、情報提供していくことが重要。市民への駆除等への情報提供はどのように行っていくのか。

千葉県答弁:事業の実施に当たっては、県ホームページへの掲載のほか、地元市の協力を得て、広報誌やリーフレット等による情報提供を行っていく。

水野要望:アフターケアも重要であるので、県は積極的なフォローとともに、市民団体等の意見を聞きながら、大規模駆除後の再繁茂を防止するための体制構築に向けて協議を進めてほしい。

2020年6月~7月 千葉県による特定外来水生植物の駆除開始

今年度は千葉県に約1億円の予算をつけていただき、本格的な駆除に乗り出すこととなりました。周辺の皆様からたくさん感謝のお言葉をいただきました。 今回は試験駆除1回目でして、2回目は7月下旬に行い、その結果も踏まえてさらに計画的に本格的に駆除を行うこととなります。

ナガエツルノゲイトウ駆除②

今回使用しているのは琵琶湖において、外来種駆除で実績を上げている「ハーベスター」という刈り取り機で、大堀川河口部の我孫子市側でナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイの駆除作業を行っています。
7月3日まで行われます。上流部から下流部に流れてしまうために上流部から刈り取っていきます。

②環境基準未達成の手賀沼の水質改善

現状と課題
環境省による平成29年度公共用水域の水質測定結果で手賀沼の水質は全国ワースト3位という状況です。
手賀沼は手賀沼流域の宅地開発が急速に進んだことにより人口が急増し、沼には大量の生活排水が流れ込んだことで、CODの悪化が進み、結果、夏にはアオコが異常発生し、沼に生息する魚や水生植物にも影響しています。
北千葉導水事業による排水規制を強化したことにより、水質は改善されたものの近年は横ばいでの推移。
沼への流入負荷量は年々減少しているにも関わらずCOD(水質指標の一つ)の環境基準5ml/Lを未だクリアしていません。
手賀沼の水質が改善しない原因として、富栄養化に伴う内部生産による二次汚濁の進行の影響も考えられています。  

水野ゆうきの活動と実績

2016年2月定例県議会一般質問

水野質問:千葉県は手賀沼の水質改善はどのくらい進んだという理解か。

環境生活部長答弁:湖沼水質保全特別措置法に基づき、昭和61年度に湖沼水質保全計画を策定して取組を開始。平成12年度からは北千葉導水事業を開始。
これらの施策により、平成26年度には4分の1まで水質が改善した。
→最も汚れていた昭和54年度のCOD年平均値28mg/Lから7.6mg/Lまで改善

水野ゆうき

水野質問: 手賀沼の水質浄化に向け、今後どのように取り組んでいくのか。

環境生活部長答弁:水質は改善してきているが、依然としてCODは環境基準を上回っている。
現在の湖沼水質保全計画が今年度で終了することから、来年度に新たな計画を策定していくこととしている。
引き続き、流域市や関係団体等と連携、協働を図り、手賀沼の水質浄化に取り組んでいく。

水野要望:手賀沼は住民の憩いの場であり、エコマラソン等のメインスポットとしてイベントも盛んである。
環境基準の5mg/Lに達するよう来年度からの新しい計画にて、更なる水質浄化に向け努力してほしい。

2018年2月定例県議会予算委員会要旨

北千葉導水事業による排水規制を強化したことにより、水質は大幅に改善をされたものの、CODは、環境基準の5ミリグラムを達成していない状況で、近年は横ばいでの推移。
この手賀沼の水環境に係る現状課題を県はどのように認識しているのかを問い、県、流域市、利水団体、住民団体との連携強化を要望しました。

予算委員会2018①日目 水野ゆうき

千葉県答弁:手賀沼に係る湖沼水質保全計画に基づき、下水道の整備や高度処理型合併処理浄化槽の普及、雨水貯留浸透施設の設置などの各種対策を講じた結果、沼に流入する汚濁負荷は着実に削減されているものの、水質は横ばい。
これまでに行ってきた汚濁負荷削減対策に加え、水質汚濁メカニズムを解明し、水質改善に向けた効果的な対策を検討する必要がある。

水野質問:平成28年度のCOD年平均値は8.6、全窒素2.2、全りん0.15と10年前とほぼ変わっていない。
手賀沼の水環境課題に対し、今後はどのように取り組んでいくのか。

千葉県答弁:平成29年3月に策定した第7期の湖沼水質計画では、水質汚濁メカニズムの解明などの調査・研究を推進することとしており、調査等に必要な予算を平成30年度当初予算に計上。今後とも、計画に基づく事業を着実に実施するとともに、一層の水質改善に資する調査・研究を推進し、効果的な対策を検討する。

水野質問:原点に戻って調査研究費用を計上するとのことだが、手賀沼の水環境の保全を進めて美しい手賀沼をよみがえらせるため、手賀沼に関しては地元住民が立ち上がり、様々な形で市民活動が行われており、手賀沼の水環境を保全していくためには、行政、住民等の関係者間の連携が重要と考える。現在はどのように取り組んでいるのか。

千葉県答弁:手賀沼では、県、流域市、利水団体、住民団体が連携・協働して、手賀沼の水環境の保全を推進するため「手賀沼水環境保全協議会」を組織し、

●市街地における初期雨水等の下水道への取り込み
●住民、行政等の協働による湧き水・河川・水生生物の調査
●ポスターコンクールやパンフレット等による普及啓発
●市民団体への活動支援

などを実施。

水野質問:手賀沼が抱える課題に対処するためには、地域住民、NPO、事業者及び行政が問題意識と情報を共有し、このどれかだけが先行して頑張る、ということではなくて各種施策をそれぞれが連携をして、長期的な視野のもと総合的、計画的に推進するように要望する。

【千葉県の対応】
①千葉県は内部生産による水質汚濁メカニズムの解明やメカニズムを踏まえた水質予測シミュレーションの精度向上などの課題への対処に必要な調査等を行う。
②第8期湖沼水質保全計画の策定(令和3年度に予定)のため、モデル改善方策の考え方整理、対策効果の定量化・可視化のための手法検討、具体的な目標設定の検討等を実施。

2019年12月16日 千葉県環境審議会水環境部会出席

水野ゆうきが千葉県議会から委員として選出されている千葉県環境審議会(水環境部会)に出席し、『令和2年度公共用水域及び地下水の水質測定計画(案)について』協議を行いました。この計画は水質汚濁防止法の規定に基づき、千葉県の区域に属する公共用水域の水質汚濁の状況を常時監視するために行う水質及び底質の測定について必要な事項を定めるもので、原案通り承認されました。

今回はこの諮問事項のほかに

  1. 東京湾に係る第8次総量削減計画の進捗について
  2. 印旛沼及び手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第7期)の進捗について

の2項目について事務局(千葉県)から報告がありました。特に(2)に関しては県議1期目から水野ゆうきが取り組んでいる手賀沼の水質保全についてであり、詳細に関しては議員の立場で行政側(千葉県)から既にヒアリングはしていた内容ではありましたが、学者や住民代表の皆様が委員となっている審議会では、また議会とは異なる視点でのアドバイスや意見も出て大変勉強になりました。

最新の情報によると印旛沼の水質はワースト2位、手賀沼はワースト3位とのことです。千葉県は内部生産による水質汚濁メカニズムの解明やメカニズムを踏まえた水質予測シミュレーションの精度向上などについて取り組むこととしており、これは委託事業となるため、これから入札となります。解明結果等も含め、来年度にまた審議会が予定されています。次はとても大切な審議会となりますし、議員としても、環境審議会委員としてもしっかりとフォローしていきたいと思います。

③ 今なお増殖が続いている手賀沼南東に広がるハス群落について

現状と課題
ハス群落は1965年に11.5ヘクタールだったのものが、平成29年8月の調査では約16倍の23.6ヘクタールまで拡大しており、枯れたハスが沼の底にたい積することによって沼が浅くなることや手賀沼本来の植生、生態系などに影響を及ぼすことが懸念されています。県、流域7市、住民団体で構成される手賀沼水環境保全協議会では、近年成育域が最も拡大している手賀沼北西部を中心に試験的に刈り取り及び回収を実施しましたが、引き続き大量繁茂しているハス群落に対し、積極的な事業推進は必要不可欠であるとし、水野ゆうきはハスの繁茂に対する継続的なモニタリングや刈取りの実施を訴えています。

水野ゆうきの活動と実績

2018年6月定例県議会一般質問

千葉県、流域7市、住民団体で構成される手賀沼水環境保全協議会では、昨年度、近年成育域が最も拡大している手賀沼北西部を中心に試験的に刈り取り及び回収を実施しましたが、引き続き大量繁茂しているハス群落に対し、積極的な事業推進は必要不可欠であるとし、水野ゆうきはハスの繁茂に対する継続的なモニタリングや刈取りを実施すべきと質疑を行いました。

千葉県は試験的に実施した刈り取りでの課題等を踏まえ、より効果的な刈り取り方法や成育抑制手法の検証を行うとともに、ハス群落内における水質の状況や、刈り取りによる水質への影響について把握することとし、この結果を踏まえ今後の対応を検討していくこととしました。

【ハスの刈取り事業の実施について】

ハス群落調査事業
●実施日:8月30日(水)
●事業内容: GPS受信機を搭載したボートにより群落外縁部を航行し、ハス群落境界の位置座標を記録する。ハス群落陸側については、沼側からの距離を測量する。

ハス刈取り事業 
●実施日:9月6日(水) 
●事業内容: 近年生育域が最も拡大している北西部を中心に、ボート上から人力(電動草刈機及び 枝切ハサミなどを使用)により、根から上の葉・茎の刈取り及び回収を実施。回収したハスは、群落西部の船着き場において一時保管し、放射性物質濃度を測定 した上で、一般廃棄物として焼却処理を行う。

委託を受けた環境調査会社の作業員らが約1000平方メートルの範囲の作業を行いました。

その他、水野ゆうきの手賀沼の環境保全に関する活動

●2015年7月30日 平成27年度手賀沼水環境保全協議会通常総会出席

●2017年3月8日 印旛沼水質保全協議会・手賀沼水環境保全協議会共催勉強会出席

●2017年7月19日 平成29年度手賀沼水環境保全協議会通常総会出席

●2018年5月26日 平成30年度手賀沼水環境保全協議会通常総会出席

●2018年6月2日 『美しい手賀沼を愛する市民の連合会』の総会記念講演会参加

●2019年1月28日 「印旛沼・手賀沼水環境保全協議会共催勉強会」出席

●2019年5月9日 平成31年度手賀沼水環境保全協議会通常総会出席

●2019年7月8日「水の館」(我孫子市)で開催された湖沼の外来水生植物対策に関する最新情報交換会に参加