水野ゆうきの活動報告 2020年9月-4
千葉県議会では一般質問が行われました。我が会派「千翔会」からは谷田川議員が登壇し、県に要望してきた災害時における初動体制の改善や市町村へ派遣される情報連絡員であるリエゾンについても平時から関係を構築しておくことを求めました。千葉県では情報連絡員に対し、台風シーズンを控え9月に再度研修を行い、自らが担当する市町村を訪問し、災害時の配備態勢や災害対策本部の設置場所等について確認を実施するなど、顔の見える関係の構築を図ったということです。
日頃より千葉県と市町村が連携し、情報を共有しておくことは今回の新型コロナウイルス感染症をみても大変重要なことであることは間違いありません。
主な活動内容
一般質問
一般質問が4日間行われ、20名の議員が登壇しました。今議会における一般質問の特徴としては、県庁内における業務改善やデジタル化等に関する質疑が多く、新型コロナウイルス感染症の影響により働き方が変わってきている中で、行政が取り残されているケースが見受けられます。
また、千葉県では慢性的に医師不足の状況であり、地元地域からも課題としてあげられている常勤医師の確保について我が会派の議員が取り上げました。 千葉県内には6つの県立病院があり、令和2年度の常勤医師の状況は以下の通りです。
●がんセンター 118人
●救急医療センター 46人
●精神科医療センター 14人
●こども病院 93人
●循環器病センター 41人
●佐原病院 17人
⇒合計329名
平均年齢は43.9歳で女医は67名で20.4%。
県立病院の常勤医師数は昨年4月と比べ9名増となっており、千葉大学をはじめとする大学医局への医師派遣要請を行うほか、人材紹介会社の利用や定年等により退職した経験豊富な医師を活用するスキルフルドクター制度を活用するなどに取り組んできてはいるものの、地域によって医療の差が出ることはあってはなりません。県民が平等な医療が受けられるように、常勤医師の確保に努めるよう要望しました。
勉強会
今議会に提出されました請願内容や県が進めている事業等に関する複数の勉強会を行いました。県営住宅の現状と風呂場等の改修計画、第5次男女共同参画骨子案、県内道路関係、千葉県自転車活用推進計画案等について、本会議の前後や休憩時間、ランチタイムに千葉県と協議を行いました。
市民相談対応
議会がない土日等は事務所にて我孫子市民の方々のご相談に対応しております。その際は、アクリル板を設置し、マスクの着用をお願いしております。
市民・県民の皆様が安心した環境で直接ご相談できる体制を整えております。
水野ゆうきより
新型コロナウイルス感染症の影響により、社会全体がデジタル化の推進に舵を切っています。一方で、公務員の在宅勤務の実施率は15.9%にとどまり、職員が挙げた在宅勤務する上での課題は、「IT・ネットワーク」62.9%、「業務内容」59.7%、「セキュリティ」46.5%(デロイトトーマツグループによる実態調査)という結果でした。
住民に身近な行政サービスを提供する地方公共団体のデジタル化が急務であることは言うまでもありません。自治体クラウドの推進や業務プロセス・情報システムの標準化の推進等により、手続きのオンライン化を加速させることで、住民の利便性向上と行政の効率化を図っていく必要があります。
一方で、適正な情報セキュリティ対策を行い、サイバー犯罪等の重要課題にも取り組むことは必至です。一般質問でも議題に上りましたが、自治体は脱ハンコ等をはじめ、事務の区別調査等を早急に実施し、住民サービスの向上はもちろんのこと、職員の働き方の改善もセットでデジタル化を目指すことが求められています。