命を守り、安全な未来へ繋げる交通安全対策
~国道356号及び県道整備と歩道のバリアフリー化~

国道356号寿地区

もくじ

発端

2013年6月我孫子市議会にて、道路のバリアフリー化へ向けての整備計画の策定と危険電柱の早期移設を求める請願が常任委員全員の賛成で採択されました。水野ゆうき(当時市議)は請願の紹介議員として関与。一般国道356号は県の管轄となることから県との協議が大変重要な案件です。市民の皆様の声に耳を傾けながら、命を守る交通安全対策に取り組まなくてはなりません。

問題・課題点

我孫子市民の主要生活道路である国道356号や県道は、歩道に高低差があったり、あまりの歩道の狭さにすれ違うことすらも困難な状況となっている箇所が散見されます。子どもたち、高齢者、障がい者、ベビーカーや車いすを使う方々にとっては危険箇所の改善をしていかなくてはなりません。

水野ゆうきの活動

市民との会議にて現状の情報・意見交換会に毎月出席

歩道のバリアフリー化の請願者、障がい者の方々と定期的に会議を開催しています。水野ゆうきも必ず出席し、県との協議内容や進捗状況を報告するとともに、皆様から改善要望等を受け、適宜行政と協議し、改善に努めています。

一般国道356、51号及び県道成田小見川鹿島港線整備促進要望活動

2015年8月、千葉県に対して我孫子市民が生活主要道路として活用しているのがまさに国道356号であり、基礎自治体議員の時から市民から道路の要望を受けていた身として生活の根幹である道路の財源確保及び広域的に連携・協力し合いながらの有効な道路整備の促進を要望しました。


一般国道356号

  • バイパス道路建設の推進
  • 道路財源の確保

2016年2月千葉県議会予算委員会で質問と要望

2月定例県議会において「国道356号の我孫子市内における歩行者の安全対策」について質問と要望を行いました。 千葉県からは通学路など緊急性の高い箇所から随時改善をしていくと同時に、地元地権者との協議をしていく必要性など、全体的に前向きな答弁を引き出しました。

市民×行政×議員の協議

2016年4月に請願者、千葉県、我孫子市、我孫子市議との協議の場を設け、請願者の生の声を行政に届けました。千葉県には進捗状況とスケジュールの随時報告を要望しました。

国道・県道の整備促進に関する要望

2016年8月、昨年に引き続き千葉県に対して一般国道356号、県道成田小見川鹿島港線、一般国道51号千葉県区間の整備促進に関する要望を各首長及び千葉県議会議員とともに行いました。

私は特に356号に関しては我孫子市においては生活主要道路であり、加えて歩道の安全対策等の必要性等も要望いたしました。

2016年の対応完了箇所(歩道の段差解消・点字ブロック設置)

国道356号沿い台田地区

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船橋我孫子線我孫子市役所前点字設置

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2017年2月千葉県議会予算委員会で質問と要望

2月定例県議会において「国道356号の我孫子市内における歩道のバリアフリー化について、我孫子市役所や病院等とつながる県道船橋我孫子線沿いのバリアフリー化について」質問と要望を行いました。

水野ゆうきの質問に対し、県からは「国道356号の我孫子市内については、歩道が狭い区間の段差解消や通行に支障となっている電柱の移設を進めている。
(※356号沿い寿地区の歩道の真ん中にある電柱のことです。)
また、県道船橋我孫子線の我孫子市寿2丁目地先については、今年度から約300メートル区間について誘導用ブロックの設置を進めており、来年度に完了する予定。」という具体的且つ前向きな答弁をもらいました。

県道千葉竜ケ崎線布佐アンダーパス開通 

2017年3月30日に昭和56年に事業化された県道千葉竜ケ崎線布佐アンダーパスが開通しました。 

市民×行政×議員の協議

2017年4月に請願者、千葉県、我孫子市、我孫子市議との協議の場において、今年も引き続き、請願者の生の声を行政に届けました。千葉県には進捗状況とスケジュールの随時報告を要望しました。

障害児者団体・関連施設との会合

障害児者団体・関連施設との会合に出席し、現場の声や課題点等を直接聞くことができました。私からは千葉県立我孫子・湖北特別支援学校の後援会顧問としての活動や県が管理する道路に関して歩道のバリアフリー化や点字ブロックの敷設など、各団体の皆様からご要望をいただき、進めていることなどをお話ししました。

2017年の対応完了箇所(電柱移設・点字ブロック設置)

寿地区の電柱移設

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県道船橋我孫子線(名戸ヶ谷病院-バス停間・東邦病院-バス停間)点字ブロック敷設

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国道・県道の整備促進に関する要望 

2018年及び2019年8月、一般国道51号千葉県区間整備促進に関する要望、一般国道356号整備促進に関する要望、県道成田小見川鹿島港線整備促進に関して、千葉県庁にて千葉県に対し、要望活動を実施いたしました(出席要望者:各市町代表者と県議8名)。

(一般国道51号整備促進期成同盟、一般国道356号整備促進期成同盟、県道成田小見川鹿島港線整備促進協議会の合同要望)

水野ゆうきからは、我孫子市の生活主要道路である国道356号について、我孫子バイパスの残り区間の整備促進及び、我孫子市区間の356号は歩道も狭いことから、児童生徒の通学路となる部分においても子供たちの安全のために歩道の整備もあわせてお願いしたい、と要望しました。



国道6号と県道守谷流山線に挟まれた我孫子市根戸・久寺家・つくし野地区内における渋滞解消について質問と要望

国道6号と県道守谷流山線に挟まれた我孫子市根戸・久寺家・つくし野地区内で地域内において渋滞が生じていることから、2019年2月予算委員会にて質疑と要望を行いました。

近年では国道16号の慢性的な渋滞により、主要地方道我孫子関宿線がバイパス的な役割をしていましたが、平成22年4月に新大利根有料道路が無料化されたことにより茨城県方面から流入する交通量が増加していることが背景として考えられます。

水野:新大利根橋有料道路の無料開放前後で、県道守谷流山線の交通量はどのように変化したのか?

県答弁:平成27年度における県道守谷流山線柏市布施地先の午前7時から午後7時までの12時間交通量は約12,600台であり、無料開放前の平成17年度と比べ1.7倍に増加している。 

水野:1.7倍とのことで、渋滞を避けるために我孫子市根戸・久寺家・つくし野地区内に流入しているものと考えられる。県道守谷流山線 柏市布施入り口交差点の渋滞について、県はどう把握しているのか。

県答弁:県道守谷流山線柏市布施入り口交差点では朝夕を中心に渋滞が発生。詳細な交通状況を調査・分析した結果、茨城県方面から国道6号方面に左折する車両が多いことが渋滞の要因であると判明した。

水野:地域としては早期に結果をまとめて対策をしてほしいと考えているところ。茨城県方面からの車両が国道6号方面に左折する割合が多いことが原因ということで、県道守谷流山線 柏市布施入り口交差点における左折レーン設置の検討状況はどうか?

県答弁渋滞の解消のためには茨城県方面から国道6号方面に左折レーンを設置することが効果的であり、現在、左折レーン設置に向けた交差点詳細設計と設置の支障となる歩道橋の改修設計を行っている。

水野要望:渋滞を避ける車の交通量が増え、住宅街に入ってくる車両が増えると住民や子供たちや高齢者の歩行に大きな危険性を及ぼしている。

ぜひとも地元市と協力し合いながら、課題の解決に努めていただきたい。

2021年3月、県道守谷流山線柏市布施入口交差点の左折レーンの供用開始

2019年2月定例千葉県議会・予算委員会において、水野ゆうきが質疑と要望を行った我孫子市根戸・久寺家・つくし野地区内で地域内にで発生している渋滞問題。
平成22年4月に新大利根有料道路が無料化されたことによる茨城県方面から流入する交通量の増加(無料開放前の平成17年度と比べ交通量1.7倍増)により、渋滞を避けるために我孫子市根戸・久寺家・つくし野地区内に流入しているものと考えられることから、住宅街への迂回や渋滞解消を求めておりました。
千葉県は詳細な交通状況の調査を実施し、分析した結果、茨城県方面から国道6号方面に左折する車両が多いことが渋滞の要因であると判明しました。
水野ゆうきから県道守谷流山線柏市布施入口交差点左折レーン設置の早期着手と完成を要望し、2021年3月31日に供用開始となりました。

県道守谷流山線左折レーン1
県道守谷流山線左折レーン2


2019年の対応完了箇所(伐採・我孫子市立第一小学校通学路の舗装)

国道356号から我孫子市寿地区に入る通学路の舗装

左:舗装前 右:舗装後

寿地区にお住まいの方々から通学路となる道路の舗装要望を受け、対応しました。


我孫子市柴崎地区船取線と国道6号が接続するインターチェンジ合流地点の伐採


地域の皆様方からのご要望を受け千葉県と協議を行い、見晴らしがよくなりました。

2020年の対応完了箇所(布佐地区国道沿い・通学路の伐採)

356号沿い布佐地区伐採

布佐地区にお住まいの方々から国道356号の見通しの悪さについて指摘を受け、千葉県と協議を行い、対応しました。


356号から布佐小学校・布佐中学校への入口における通学路の安全確保

布佐小学校・布佐中学校の保護者の皆様方から356号沿いにおける通学路の安全対策に関するご要望があり、県警ならびに県土整備部と協議を行い、
ドライバーの速度抑制や歩行者の安全のためにポールを立て、随時歩道にはみ出ている樹木を伐採してもらっています。

356号から布佐小学校・布佐中学校への入口


熊谷俊人知事に「通学路の交通安全確保と飲酒運転根絶の緊急要望書」提出

通学路緊急要望

2021年6月28日、千葉県八街市において下校途中の小学生が飲酒運転のトラックに巻き込まれ、児童5人が死傷するという大変痛ましい事故が発生したことに伴い、水野ゆうきが代表を務めている無所属会派「千翔会」として、熊谷知事に千葉県、千葉県警察本部、千葉県教育委員会が一丸となって交通安全対策に取り組んでいただくよう緊急要望いたしました。

【要望内容】

  1. 千葉県が実施している通学路緊急一斉点検によって明らかになった危険箇所について、千葉県として出来得る限りの歩道の確保・充実、ガードレール設置、注意喚起看板設置などの改善策を図ること。
  2. 日中も含め、覆面パトカーの配備など飲酒運転の取り締まり強化。
  3. 飲酒運転の根絶に向けた啓発事業の実施など機運醸成。
  4. 交通安全対策事業の充実に向けて、市町村と密に連携し、千葉県として危険箇所の把握に努めること。
  5. スクールカウンセラー等の派遣を継続するなど、当該学校児童の心のケアに努めること。
  6. 上記取り組みについて県として優先的に予算確保に努めるとともに、国に対して、飲酒運転厳罰化や財政支援を要望すること。

千葉県、各市町教育委員会を通じて県内小学校通学路の緊急一斉点検実施

千葉県は八街市の事故を受け、緊急的に市町村立(千葉市立を除く。)の全小学校の通学路について、各市町村教育委員会が関係機関等と連携し点検を行いました。
その結果、危険性があるとされた箇所数 3,495箇所にのぼり、我孫子市では我孫子市教育委員会による調査の結果、89箇所となりました。

2021年9月定例県議会では「緊急的な交通安全対策」事業が上程されました。

●飲酒運転根絶に向けた啓発事業 3千万円
●交通安全施設整備事業 6億5千万円
 →ガードレール等の設置、路面カラー舗装等 5億円
 →信号機のLED化 9千万円
 →横断歩道の補修等 6千万円

2022年6月千葉県議会代表質問~交通安全施設の適切な維持管理~

水野質問:道路標示は道路標識とともに適切に設置・管理されなければ、交通規制の効力が失われてしまうことから、適切な維持管理に努め、常に良好な状態が保たれるよう配慮する必要があり、横断歩行者を危険にさらすことのないよう摩耗等により消えかかっている場合は早急に更新を行わなければならない、と警察庁から令和2年に各道府県警察本部長宛てに通達が出されております。

この通達によれば膨大なストック数を管理しなければならないことや摩耗状況は交通量等の道路環境に大きく依存することから、優先順位を定めて対応することとなっています。

しかし、通学路等においても白線が消えかかっている箇所の補修に時間を要している実態があり、地域住民が市などに早急な対応を要望している状況です。交通安全施設の適切な維持管理が必要と考えるが、横断歩道などの塗り直しについては、市町村の要望を優先にして行うべきだと思うがどうか。

田中県警本部長:摩耗した横断歩道などの道路標示については、警察官による点検のほか、県民の皆様や市町村から寄せられる情報や要望をもとに把握しているところ。
横断歩道などの交通安全施設の維持管理は、 交通の安全と円滑を確保する上で欠かせないものでありますが、補修が必要な施設を幅広く把握するためには、県民の皆様や市町村からの要望等が極めて重要であると考えている。
県警では、寄せられた要望等をもとに、速やかに摩耗状況を確認した上で、通学路指定状況や交通実態などを踏まえ、必要性、緊急性の高い箇所から順次、補修を進めていく。

水野要望:補修の優先順位が低い場合であっても、市町村がなぜ急いでその場所の対応を求めているのか理由をよく考慮していただき、できる限り速やかな補修がなされることを要望する。

2021年・2022年対応完了箇所(消えかかっている白線等の補修・塗り直し)

我孫子1丁目(我孫子北近隣センター並木本館前)横断歩道

久寺家1丁目横断歩道

青山台3丁目(天王台ケアセンターそよ風)ダイヤ

柴崎台3丁目

我孫子市立第三小学校前

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我孫子市立第四小学校・白山中学校通学路

我孫子市立第四小学校・白山中学校通学路写真

あびこショッピングプラザ(旧エスパ)入口横断歩道

あびこショッピングプラザ(旧エスパ)入口横断歩道

我孫子駅北口マンション前交差点の歩車分離式による交通安全対策

2021年我孫子駅北口の大型マンションが立ち並ぶ交差点が歩車分離式となりました。
一方で、マンションにお住まいの方々のみならず、この交差点を利用される多くの市民や学校関係者・保護者より、

  • 子どもや高齢者、障がいをお持ちの方々が信号の時間が短くて2つ渡り切れない
  • 信号が青になってもわたっている歩行者がいるためにドライバーも危険である
  • 渡り切れないがために斜めに渡っている歩行者が後を絶たないこと

等のご相談をたくさん受けておりました。
すぐに私と事務員で渡ってみたり、子どもと一緒に歩いてみたりした結果、やはりこの状況では危険であると判断し、県警に渋滞しない形での信号機の延長とスクランブル化を要望しておりました。

Before

After

要望後、県警はすぐに信号機の適正化を図り、時間延長は解決しました。通学路でもあるため、子どもたちが渡ることができるようになったことでPTA会長からも感謝のお言葉をいただくなど、改善することができ、安堵はしていた一方で、まだまだ斜めに渡る方も多く、同時にスクランブル化にできないのか、と何度も県警に相談し、要望しました。

そして、県警から正式回答をいただき、水野からの要望を受けて、県警が我孫子市と協議し、2022年12月15日に歩道の切り下げを行い、スクランブル交差点としたことを県警から正式に回答をいただきました。

天子山地下道の交通安全対策

ベビーカーを利用されている方々から、我孫子市天子山地下道のデコボコが非常に危険であり、何度もベビーカーを倒しそうになったり、あやうく事故になりそうだった、などいうお声を頂戴し、どうにか対応していただきたいというご相談とご要望を受けておりました。

天子山地下道Before
天子山地下道before

出入口の真ん中にポールを立て、さらにずっとスロープの部分に凸凹を設置しているのは自転車がここを乗って走らないようにするためでした。要は、ポールと凸凹でいったん必ず、自転車から降りてもらう設計です。

しかし、私も双子の甥と姪がベビーカーを利用していたのでよくわかるのですが、この凸凹が非常に危険であり、さらに今のベビーカーは三輪のものも増えてきており、真ん中に凸凹があると、三輪べビーカーはこの地下道を利用できません。特に多胎児用のベビーカーは二段になっており、バランスを崩したら大変です。
しかも上は国道6号。この地下道は必須です。 そこで、我孫子市道路課と入念に協議を行った結果、出入り口の箇所だけあれば、自転車は必ず降りなくてはならなくなるので、出入り口の部分以外の凸凹は改良工事をして、ベビーカーや高齢者の方々が利用するシルバーカーをスムーズに使えるようにしていただきました。

数十分見ておりましたが、自転車の方も必ず降りており、ベビーカーもらくらく通っておりました。改良後、とても安心して地下道を使えるようになりました、とお母さま方から感謝のお言葉を頂戴しました。

千葉県飲酒運転の根絶を実現するための条例」の制定と改定

2021年12月議会において『千葉県飲酒運転の根絶を実現するための条例』が制定されました。しかしながら飲酒運転が後を絶たない事態が続いていることから、2022年12月議会において違反飲食店への罰則を新設する改正案を全会一致で可決しました。
改正では、飲酒運転をした人に酒類を提供した飲食店に対し、知事は必要な指示や立ち入り調査ができ、正当な理由なく指示に従わなかった場合はその事実を公表できることになっており、期間を定めてその指示に関する書面を掲示することが命じられます。違反すれば五万円以下の過料を科すとの規定が条例に盛り込まれました。

現在取り組んでいる内容

白線が消えかかっている横断歩道や停止線等の随時補修

国道356号・県道布佐停車場線 

布佐入り口交差点においては、歩道の整備事業を行っており、平成30年度に用地取得を終え、整備に取り組んでいるところです。

国道356号・県道布佐停車場線 布佐駅入口交差点の航空写真

国道356号・右折車線の早期設置要望

国道356号の渋滞の課題として我孫子市布佐地先の県道我孫子利根線、平和台病院、新木野団地等に右折する車両が増えているために渋滞が発生しているので、右折車線の早期設置を要望しております。