文:かめうさぎ
1年ぶりに市議会の傍聴に行ってきました。
水野議員が一般質問に登壇するのはこれが5回目。一般質問のできる機会があるときは、必ず登壇する水野議員。
よく、「エライよね~」なんて言っている方もいますが、私にしてみれば当たり前のことだと思っています。
だって、行政を監視し、市民の要望や疑問などを公的に代弁する機会は、議会の一般質問や委員会しかないのですから。
いつ質問するの? 「今でしょ!」
もちろん水野議員も議会で一般質問に登壇するは当然のことだと思っています。
質問に立つのは前提条件で、水野議員にとって大切なのはどんな質問が市民のためになるのか? ということなのです。
その質問の内容は右のとおりです。詳細は文章でみるよりも、議会中継の映像で、動く水野ゆうき、しゃべる水野ゆうきを見てください。トレードカラーの赤のジャケットを身に着け、凛として壇上に立つ水野議員、カッコいいです。
今回の質問内容は実は、シティプロモーションやSNSの活用など昨年の12月議会や6月議会でも質問しています。なんだ同じじゃないかと思うかもしれませんが、同じ題材の案件を繰り返し質問することが大切なのだなぁと議会を傍聴していて思いました。
例えば、SNSの活用についてですが、相変わらず我孫子市は重い腰をなかなか上げようとはしませんが、いつも「検討します」と回答していた市が、「少しずつですが前に進んでいます」と答えていました。
水野議員が再三再四提案しているフェイスブックの導入についても、「子育て支援や若者定住に活用したい」と言っていました(市が市民との情報発信、意見交換の場としてフェイスブックを活用するにあたって、特定の分野だけに限ると言うのは、個人的には疑問が残るところではありますが…)。
同じ項目について質問を繰り返すことで、行政の進捗を促すことに繋がるのです。
もちろん質問だけではなく、建設的な意見も水野議員は提案しています。
手賀沼花火大会の募金活動では、自ら市長らとともに街頭で募金活動を行っていますが、街頭募金に加えて、クラウドファンディング(ネット募金)の活用を促しています。水野議員は、今回の花火大会だけでなく将来的にも市の役に立つので、プラットフォームづくりを進めていくべきだという提案でした。市側の答弁を聞く限りでは、すぐに導入というのは難しいようですが、この提案には市長も「フムフム」と頷いていました。
また、あびバスの質問では利用者目線に立った、質問をしていました。
さらに、今春、全国ニュースにもなった教育行政の大失態、調査書誤記入問題では過去の調査結果を公の場であらためて質問しました。水野議員は教育福祉常任委員会の委員なので、教育長から調査報告は受けていたようですが、こうして議会で市民の前で、はっきりと「過去の調査書には誤記入はなかった」という結果を行政の側から言ってもらうことで、親御さんも安心するという水野議員の意図がありました。常に市民のことを考えている水野さんらしい一面が出ていました。
全質問を終えたところで、終了のブザー。
水野議員は冒頭の儀礼的な挨拶などをそぎ落としているのですが、いつも時間ぎりぎりです。
それだけ内容が濃い質問だということです。ちょっとした映画とまでは言いませんけれど、水野議員の一般質問は見応えがあります。まだ、ご覧になったことのない方はぜひ一度ご覧ください。
1983年2月19日、我孫子市根戸生まれ、白山育ち・在住。
津田塾大学学芸学部国際関係学科卒、民間企業役員秘書、民放テレビ局報道局勤務を経て、2011年、我孫子市議会議員選挙に出馬、初当選。