現状と課題
虐待、親の病気、経済的困窮、保護者不在などの理由で、家庭で養育を受けられないこどもは日本全国で約4万2千人います。
千葉県だけでも約1,100人(令和4年度)のこどもたちが家庭で生活できない状況です。そのような状況下のこどもたちは里親やファミリーホームへ委託、もしくは乳児院、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設、児童自立生活援助事業所に入所しています。
こどもたちが心身ともに健やかに養育されるよう、より家庭に近い環境を図ることが必要ですが、社会的養護を必要とする児童の約8割が施設に入所しているのが現状です。
千葉県では里親登録数は年々増加し、養育里親の登録数も増えています。
一方でこどもの最善の利益を考え、家庭と同様の環境で養育する家庭養育優先の理念のもと、里親委託を推進していくためには、さらに登録数を増やしていく必要があります。
千葉県の里親等委託率については、全国の数値を上回って順調に推移しています。
改正児童福祉法等を踏まえ、千葉県は「千葉県こどもを虐待から守る基本計画」を見直し、令和11年度に里親等委託率を40%とすることを目標としています。
しかし、 国から示されている里親等委託率は非常に高い数値目標であることから、里親委託の推進に向けた取り組み強化が求められています。
また、社会的養護のもとで育つこどもたちの進学や自立も大きな課題となっています。
千葉県の里親委託の現状

里親等委託率の推移

里親の種類
里親には、養育里親、専門里親、養子縁組を希望する里親、親族里親の4つの種類があります。
●養育里親
要保護児童(保護者がいない又は保護者に監護させることが適当でないなど、保護することが必要なこども)を、一定期間、養育する里親。
●専門里親
要保護児童の内、保護者からの虐待等により心身に影響を受けた要保護児童、非行等の問題がある要保護児童、身体・知的・精神に障がいがある要保護児童等を養育する里親。
●養子縁組里親
要保護児童と養子縁組することを前提として、養育する里親。
●親族里親
保護者が死亡、行方不明、拘禁、疾病による病院への入院等の状態となり養育ができなくなった要保護児童を民法に定める扶養義務者(※)等が保護者に代わって養育する里親。
※扶養義務者…直系血族、兄弟姉妹及び家庭裁判所が扶養義務を負わせた3親等以内の親族
千葉県では、こどもを実際に預かっている里親の内、養育里親が8割以上を占めています。また、約6割が委託期間3年未満の短期間の養育となっています。
水野ゆうきの取組状況
水野ゆうきは里親、里子、ファミリーホーム、児童養護施設出身の方々と積極的に意見・情報交換を行い、県議1期目から当事者の声を議会に届け、県の政策に反映しています。
●令和4年2月定例県議会予算委員会
●令和5年度当初予算要望
●里親・里子支援
●令和5年9月定例県議会会派代表質問
59:51 里親研修、里親委託された児童の学校生活への取組、奨学金について
●令和6年度当初予算要望
●『児童養護施設等退所者に対する奨学金制度』
●熊谷俊人知事と政策協定締結
●令和7年9月定例県議会会派代表質問
千葉県の取組
●里親委託の推進
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里親制度を多くの人に周知し、里親登録数を増やすため、里親大会や制度説明会等を開催。
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里親の養育技術向上のための研修強化。
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里親支援センターの設置を進め、一貫した支援体制の構築等、里親等への支援を効果的に実施。
【令和8年度事業】里親委託推進事業 158,637千円
里親委託や登録を推進させるため、制度の普及啓発や里親に対する研修などを一貫して 実施するとともに、里親委託前に実施する面会や、里親宅における外泊などに要する 生活費等について引き続き補助します。
また、職員と里親の負担軽減と手続の円滑化を 図るため、里親名簿等の共有や措置費の支払に関する新たなシステムを構築。
●新たな施設の整備
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児童養護施設に必要な定員が不足する見込みであるため、新たな民間の児童養護施設を設置(目標:令和11年度までに2施設)。
●自立支援の充実
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社会的養護自立支援拠点事業所の更なる充実・強化の検討や施設退所者等への周知を強化。
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児童養護施設等退所者の進学率向上のため、企業や県民からの寄付を原資とする返済不要の奨学金制度を継続。
皆様へ
児童養護施設等を退所する児童の中には、進学後の学費負担など経済的事情で進学をあきらめざるを得ない状況も見られます。
こうした子どもたちの学ぶ機会を確保するため、千葉県は、社会的養護のもとで育った若者が、生まれ育った環境によって左右されることなく、夢と希望をもって成長していけるよう、返済不要の給付型奨学金制度を創設しています。
この児童養護施設等退所者に対する奨学金制度は、皆様からの寄付金を原資としています。
ご協力よろしくお願いします。
