経緯と現状
手賀沼は、かつて昭和49年度から平成12年度まで27年連続で水質ワースト1位(日本一汚い湖沼)を記録し、全国で最も水質汚濁の深刻な湖沼とされていましたが、下水道整備や北千葉導水事業など、長年にわたる取組によって水質は大きく改善してきました。環境省による令和5年度公共用水域の水質測定結果では、手賀沼の水質は全国ワースト5位となりました。
一方で、植物プランクトンの増殖による水質への影響に加え、外来水生植物の繁茂が水環境や治水に影響を及ぼしており、継続的な対策が必要です。
千葉県の取組 ~手賀沼に係る湖沼水質保全計画~
国の湖沼水質保全特別措置法に基づき、千葉県は指定湖沼として指定された印旛沼及び手賀沼について、昭和61年から5年ごとに湖沼水質保全計画を策定しています。8期40年にわたる手賀沼に係る湖沼水質保全計画では、下水道整備や高度処理型合併処理浄化槽の設置促進、沼に流入する汚濁物質である全窒素、全りん、CODの削減など、生活排水対策をはじめとする様々な施策を進めてきています。
現在の湖沼水質保全計画(第8期)は令和3年度から7年度までの5年間となっています。
令和7年度を目標年度とする第8期手賀沼に係る湖沼水質保全計画が最終年度を迎えた中、全窒素、全りん、CODについて、これまでの対策がどのような成果を上げ、水質目標がどの程度達成されたのかを検証し、第9期計画に向けた策定に取り組んでいます。
水野ゆうきは千葉県議会から千葉県環境審議会水環境部門の委員に選任されており、千葉県における水質、地盤、土壌の環境保全に関する重要事項を調査・審議しています。

全窒素は計画に定める水質目標を達成したものの、全りん及びCODは目標達成に至っていません。沼の内部で増殖する植物プランクトンの影響や、降雨時に市街地や農地から沼に流入する汚濁物質の影響など、生活排水以外の要因が大きくなっていることが考えられています。
このため、今年度策定予定の第9期計画では、水質目標値を再設定するとともに、従来の対策を継続しつつ、植物プランクトンの影響などの水質汚濁メカニズムの解明のための調査・研究を進めることとし、更なる水質改善に向けて取り組んでいきます。
また、手賀沼では令和2年から6年度において、ナガエツルノゲイトウはじめとする外来水生植物を約2,733t駆除した結果、令和6年度の駆除実績から試算された1日辺りのCOD汚濁負荷量の削減量49.4kgとされています。外来水生植物が広範囲に繁茂することによって水質に影響を与えていることが明らかとなったことから、外来水生植物の効果的且つ効率的な駆除の継続も必要不可欠です。
水野ゆうきの活動記録
●千葉県環境審議会(水環境部会)
印旛沼及び手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第7期)について審議
●令和3年定例千葉県議会予算委員会
第7期湖沼水質保全計画の水質目標値の達成状況と課題について質疑
●千葉県環境審議会(水環境部会)
印旛沼及び手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第8期)について審議
●令和4年2月定例千葉県議会代表質問
●令和4年2月定例千葉県議会予算委員会
植物プランクトンの増殖抑制策について質疑
●手賀沼清掃と令和4年6月定例千葉県議会代表質問
水質改善の視点から外来水生植物対策、ごみ問題、自生している水生植物の管理、市民団体との連携について質疑

45:30 湖沼の環境保全について
●令和6年手賀沼におけるへい死したハクレンの回収について
●令和6年6月定例千葉県議会代表質問
手賀沼の環境保全(不法係留船とハクレン対応)について質疑
1:35:04 手賀沼の環境保全について (不法係留船への対応状況、大量死したハクレンの回収状況と原因)
●熊谷知事と手賀沼の環境保全を盛り込んだ政策協定締結
●令和7年2月定例千葉県議会代表質問
ヨシなどの在来種が生育する植生帯の管理について質疑
1:13:53 手賀沼及び印旛沼における外来水生植物の駆除及び手賀沼の自然環境について
●令和7年度手賀沼水環境保全協議会通常総会出席
●千葉県環境審議会(水環境部会)
印旛沼及び手賀沼に係る湖沼水質保全計画(第8期)の進捗と第9期に向けた審議
●令和8年度手賀沼水環境保全協議会通常総会出席
●令和8年9月定例千葉県議会代表質問
手賀沼の水質改善の進捗と課題 について質疑
1:03:48 手賀沼における諸課題について(水質保全計画の水質目標の達成状況と水質改善への取組、手賀沼における水環境の将来像、手賀沼の水面利用ルール策定に向けて)
