外来水生植物とは~手賀沼への影響~
本来の自然分布域ではない場所へ、人間の活動によって持ち込まれた水辺の植物。繁殖力が極めて旺盛なものが多く、在来種の駆逐、水質悪化、農業・水害リスクを引き起こすため、特に警戒が必要とされています。 非常に強い侵略性を持つため、栽培や移動が法律で厳しく規制されています。
千葉県では1990年に印旛沼で初確認されており、鑑賞用に持ち込まれた可能性があるとされます。現在、県内でも各地で繁茂し、手賀沼においても急速に繁茂しています。河川や水路などでは治水への被害、湖沼では航行の妨げや水質悪化、田畑では農作物の生育や収穫を妨げる農業被害、生態系では在来種と競合するなどの様々な悪影響が出ています。
手賀沼に繁茂している代表的な外来水生植物
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ナガエツルノゲイトウ
南米原産。ちぎれた茎やわずかな根からも再生するほど強く、4月から11月にかけて、白い球状の花を咲かせます。水路、河川、ため池、水田などの水辺や、農道、畦畔(あぜ)、畑、公園などの陸地に生え、特に日当たりの良い水辺では浮島状の大群落をつくります。日本に侵入したものは種子を作らず、根で越冬し、翌年にまた生育します。葉・茎・根の断片から再生する強靭さ、水に浮くことで断片が水流で拡大すること、乾燥に強く陸でも生育する性質などがあります。 -
オオバナミズキンバイ
南米原産。水中から陸上まで生育環境に合わせて形質を変える「水陸両生」の植物です。6月から10月にかけて、直径3〜5cmほどの鮮やかな黄色い花を咲かせます。わずか数センチの茎の断片や根からでも新しい植物体を再生する非常に強い生命力を持ち、水面を覆い尽くすように繁茂し、船舶の航行障害や水質悪化を引き起こします。

水野ゆうきの取組実績
手賀沼及び印旛沼流域にて外来水生植物が確認されて以降、水野ゆうきは手賀沼の環境保全の一環として、県議会議員1期目から早期駆除に取り組むよう、千葉県に働きかけてきました。
この間、ナガエツルノゲイトウとオオバナミズキンバイが爆発的に急繁茂し、全国的に外来水生植物が大きな注目を浴び、水野ゆうきの取組がテレビ等で紹介されました。
分布調査の実施
議会や予算要望などの機会の度に対策を求め、千葉県では勉強会の開催、繁茂状況の調査を実施し、令和元年度に繁茂状況調査を行い、手賀沼とその流域河川においてナガエツルノゲイトウやオオバナミズキンバイが約10万平方メートル生息していることが判明しました。
市民団体、行政、政治共催勉強会の実施
外来水生植物対策を効果的に進めるには、手賀沼流域市だけでなく、関係団体等とも協働して取り組んでいくことが重要です。そこで、外来水生植物に関する関係者間の連携・ 協働を一層進めるために、住民団体との意見交換の場を設けるよう要望し、印旛沼水質保全協議会・手賀沼水環境保全協議会等で勉強会や意見・情報交換会を実施していただいています。
熊谷知事の手賀沼視察と駆除費用の予算確保実現
令和元年、2年、3年と当初予算で約1億円の予算を確保し、手賀沼では令和2年度から、印旛沼では令和4年度から水草刈取船等を用いた駆除を開始しました。一方で、外来水生植物の繁茂は予想以上のスピードで拡大し、水質・生態系などへの影響や、農業・漁業被害などが懸念され、熊谷知事に実際に手賀沼の現場を視察に来ていただきました。
その結果、『湖沼における外来水生植物対策事業』では令和5年度当初予算では手賀沼及びその流域河川だけで約2億1千6百万円の予算を確保することができ、印旛沼と合わせると約3億3千万円と予算増を実現することができました。
さらに令和6年度当初予算では特定外来水生植物対策として、前年度比倍増の約7億4千2百万円の予算確保を実現し、一気に駆除作業が進み、駆除工程を見直して計画を前倒しし、令和6年度中に一通りの駆除が完了となりました。
しかしながら、駆除が完了した箇所においても再繁茂が確認されています。船等により外来水生植物の繁茂状況を監視し、再繁茂や新たな漂着が確認された箇所について、拡大のおそれがあるところから優先的に駆除を進めていただいています。

農業被害拡大防止のための補助支援実現
外来水生植物は農業水路にも繁茂することがあり、泥上げなどで畦畔に引き上げられた際、そこへ根付いてしまったり、農機に付着したことで農地へ侵入する可能性あり、作物への被害も出かねない状況です。
水野ゆうきも地元農家からのご相談を受け、直接視察し、議会等で対策を求めてきました。そこで、県は農薬による防除方法等の技術指導を農業者に対して行うとともに、その見分け方や水田への侵入防止対策を促すチラシを作成し、県内全域に配布するなど取組を開始しました。また、農業水路における分布状況の調査や、より効果的な対策の検討のほか、各種研修会等の場を通じて防除方法の周知を図る予算を確保しました。
さらに、千葉県に農業者等で構成する組織や市町村や土地改良区が管理する農業水路等での外来水生植物の駆除対策にかかる費用の補助制度を創設していただきました。
詳細は以下、千葉県のHPをご確認ください。
≪農業者等で構成される組織が取り組む外来水生植物防除事業≫

「湖沼における外来水生植物防除事業補助」創設
県民の皆様が手賀沼及び印旛沼流域のナガエツルノゲイトウやオオバナミズキンバイ等を駆除する活動の経費に助成を行う「外来水生植物防除事業補助」を新たに創設していただきました。随時、市民団体からヒアリングを行い、事業の予算増額や用途の見直し等に取り組んでいます。
水野ゆうきも毎年、複数団体の駆除作業に参加しています。

県民参加型外来水生植物分布調査「Biome」開始
外来水生植物は早期発見早期駆除が重要です。効率的な防除を進めるためには、より多くの目で監視し、分布情報を常に更新していく必要があります。多くの分布情報を収集するため、県民の皆様にもご協力をお願いすることとし、千葉県はスマートフォンアプリによる県民参加型外来水生植物分布調査「Biome」を令和7年度から開始しました。令和7年度の報告数は218件で、令和8年度は実施開始時期を早めて、県民の皆様から情報を集めています。この調査により、令和6年度の現地調査では確認されなかった市川、松戸、流山の3市で情報が投稿され、関係機関に情報提供するとともに、現地で繁茂が確認された箇所については現在駆除を進めています。
水野ゆうきの活動記録
●平成30年2月定例千葉県議会予算委員会
●平成30年6月定例千葉県議会一般質問
●印旛沼・手賀沼水環境保全協議会共催勉強会
◆実現◆
協議会等と住民団体が情報・知識の共有化を図るために、意見交換や勉強会の場などを千葉県議会で提案し、実現。
●平成31年2月定例千葉県議会予算委員会
◆実現◆
市民団体等との連携・協働による計画的な駆除等を進めるため、手賀沼をモデルとした新規事業で1千万円の予算確保。
●湖沼における外来水生植物勉強会(我孫子市にて)
●令和元年9月定例会千葉県議会一般質問
●令和2年2月定例千葉県議会予算委員会
◆実現◆
『湖沼における外来水生植物対策事業』として約1億1千万円 確保
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手賀沼:駆除令和元年度に実施した繁茂状況の調査や駆除方策の検討結果を踏まえ、優先度の高い群落から計画的な駆除に着手。
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印旛沼:駆除の実施に向けた方策を検討するため水生植物の繁茂状況を調査。
●令和2年手賀沼における大規模駆除
●令和3年2月定例千葉県議会予算委員会
10:46 外来水生植物対策
◆実現◆
令和3年度当初予算にて外来水生植物対策事業として1億1千万円確保
●令和3年手賀沼における外来水生植物駆除視察
●令和4年2月定例千葉県議会代表質問
●令和4年手賀沼の外来水生植物の現状視察
●熊谷知事、手賀沼視察
●令和4年6月定例千葉県議会代表質問
45:30 湖沼の環境保全について(外来水生植物対策)
●大学生と手賀沼の外来水生植物の調査
●「外来水生植物防除事業補助」を活用した市民団体による駆除活動に参加
●農地に侵入した外来水生植物の視察(我孫子市)
●令和5年当初予算
◆実現◆
『湖沼における外来水生植物対策事業』約3億3千万円確保
●印旛沼水質保全協議会・手賀沼水環境保全協議会共催勉強会
●熊谷知事が国に外来水生植物対策の支援を要望
●令和5年9月定例千葉県議会代表質問
08:52 知事の政策方針(外来水生植物対策)
◆実現◆
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当初予算に加え、補正予算にてナガエツルノゲイトウ特別対策事業として1億950万円の予算を確保。
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農業被害の拡大防止として農薬による防除方法等の技術指導を農業者に対して行うとともに、その見分け方や水田への侵入防止対策を促すチラシを作成。
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農業水路における分布状況の調査や、より効果的な対策の検討のほか、各種研修会等の場を通じて防除方法の周知を図る予算を確保。
● 令和5年度印旛沼水質保全協議会・手賀沼水環境保全協議会共催勉強会
●令和6年2月定例千葉県議会代表質問
◆実現◆
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前年度の倍以上の予算として特定外来水生植物対策として約7億4千2百万円確保。
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手賀沼及び印旛沼流域において、駆除工程を見直して計画を前倒しし、令和6年度中に一通りの駆除完了
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「手賀沼及び印旛沼における外来水生植物防除事業補助金制度」については、予算1千万円から1千5百万円に増額
●手賀沼の外来水生植物駆除活動に参加
●茨城県議会議員、各自治体議員の視察アテンド
●「外来水生植物防除事業補助」を活用した市民団体による駆除活動に参加
●令和6年9月定例千葉県議会代表質問
◆実現◆
農業者等で構成される組織が取り組む外来水生植物防除事業創設
●令和7年2月定例千葉県議会代表質問
1:13:53 手賀沼及び印旛沼における諸課題について (外来水生植物の駆除について、手賀沼の自然環境について)
◆実現◆
駆除後もきめ細かな定期的なチェックが必要不可欠であり、地域住民にもご協力をいただくことで早期発見・早期駆除に繋がる仕組みを要望⇒県民参加型外来水生植物分布調査「Biome」創設へ
●県民参加型外来水生植物分布調査「Biome」開始
●手賀沼の外来水生植物駆除作業参加
●駆除完了箇所の再繁茂調査
●「外来水生植物防除事業補助」を活用した市民団体による駆除活動に参加
●令和7年9月定例千葉県議会代表質問~再繁茂箇所の対応と農業者への支援~
●令和7年12月定例千葉県議会代表質問~効率的な駆除と県民からの情報提供体制~
●令和7年2月定例千葉県議会予算委員会
◆実現◆
令和8年度の湖沼における外来水生植物対策事業費として予算2億7千万円確保
