けやきプラザ

千葉県と我孫子市の複合施設・『けやきプラザ』について

 2017年06月25日

 実績・活動状況

  

発端

千葉県は県の公施設については、千葉県行政改革計画において「公の施設の見直し方針」に基づく適正化を図ることとしており、2016年には見直し対象である99施設において新たな見直し方針を決定し、公表しました。

そして、この千葉県の見直し方針の対象施設に我孫子市にある千葉県福祉ふれあいプラザも「施設のあり方検討」に含まれ、行革の見直し方針の対象施設となりました。

参考:99施設の見直し方針

  • 廃止・移譲:1施設
  • 施設のあり方検討:8施設
  • 施設内容検討:56施設
  • 管理手法検討:3施設
  • 有効活用策検討:8施設
  • 現行維持:23施設

『けやきプラザ』とは?~現状の契約と負担、経緯について~

「けやきプラザ」は千葉県と我孫子市の共有・複合施設です。県民の高齢者支援及び障がい者支援の拠点施設という位置づけで千葉県の管轄として福祉ふれあいプラザが入っており、我孫子市としては市民生活の拠点施設として、千葉県と我孫子市それぞれの役割分担のもとに整備してあります。

福祉ふれあいプラザについて、公の施設の見直し方針では以下のようになっております。

  施設の利用状況を踏まえ、高齢者の介護施策における当施設の位置づけや県・市の役割分担について整理し、現指定管理期間中に施設の活用方法の見直しを含めた今後の施設のあり方について検討する。

現、指定管理期間中ですから、つまり平成30年度までに結論を出すことになるわけです。

水野ゆうきの活動

水野ゆうき、我孫子市と千葉県の契約の詳細調査へ

けやきプラザ

この建物は平成18年に建設されました。維持管理等の費用負担に関しては「けやきプラザ施設の維持管理及び運営に関する協定書」を千葉県と我孫子市で締結しています。

占有面積で県と市で分担することとし、その割合は約8対2。総額が約1億3000万円なので千葉県約1億200万円:我孫子市約2800万円負担。

一方で「土地の使用」に関しては我孫子市民においても利益が享受できるという観点からこの土地は無償で契約(土地使用貸借契約書)しています。

つまり、土地は我孫子市のものだけど地代を千葉県は我孫子市に支払わず、無償でいいよ、という契約。
※この施設の検討・建設・契約当時の千葉県知事、及び我孫子市の市長・我孫子市選出県議は現職ではありません。

当時を調べると、こんなに利便性の良い立地ですから我孫子市議会から土地を無償で契約することに関して疑問視する声がありました。結局、土地は無償で契約したわけですが、この土地使用貸借契約書の第7条には

  貸付期間の初日から10年を経過したときは、この契約内容について協議することができるものとする。

と明記されております。

ということで、2017年がまさに10年目の年となったことから、我孫子市から千葉県に対し、けやきプラザ用地の契約形態を使用貸借契約から賃貸借契約への変更に関する協議の実施について要望書を提出。

つまり、平成18年当時に我孫子市と千葉県で無償の契約をしてあるけれども、契約書には「10年経過したときは協議できる」と明記されているので、地代に関して千葉県と協議に入りたい、という内容です。

更に、この千葉県福祉ふれあいプラザは千葉県の唯一の介護予防の拠点として介護に関する体験コーナーや介護予防トレーニングセンターを行っているわけですが、その利用者数や利用実態には課題があると考えられます。昨年11月に行われた有識者会議においても、我孫子市一か所だけに千葉県の介護予防の拠点を置いて運営していることや広域利用の難しさには疑義が生じています。しかも地元我孫子市民や市の関係者は入っていませんでした。

地代についても、けやきプラザのあり方についても、千葉県と我孫子市で真剣な協議が必要となってきているのです。

2017年2月定例千葉県議会一般質問で質問・千葉県との協議に向け前進!

2月議会に登壇する水野ゆうき

質問(昨年決定した「公の施設の見直し方針」を受け)「福祉ふれあいプラザ」について、今後のあり方をどのように検討していくのか?

また、現状から考えると、県の施設とはいえ実際にこの施設を活用している多くは我孫子市民であることからも今後の在り方を検討していく中で、活用含め、我孫子市との協議は必須である。今後のあり方を検討する中で、地元市との協議は行っていくのか?

県答弁福祉ふれあいプラザでは、高齢者の介護に関する知識や技術、介護予防に関する普及・啓発を行っており、県の高齢者施策推進のための発信拠点の役割を果たしてきた。
平成18年に我孫子市内に設置以降、地元の我孫子市民をはじめ東葛地域の県民を中心とし多くの県民に利用されている。福祉ふれあいプラザは県と我孫子市の共有施設である「けやきプラザ」の中に設置されており、今後のあり方は我孫子市の意見も十分に聞きながら検討していく。

質問福祉ふれあいプラザが設置されている、けやきプラザの土地利用について、我孫子市から県に要望が出ているが、県としては、今後どのように対応していくのか?

県答弁我孫子市との話し合いを始める。


当時、土地使用貸借契約書にて土地は無償で契約したわけですが、県は今回の我孫子市の要望を受け、契約書に基づいてしっかりと我孫子市との協議のテーブルにつくという主旨を答弁しました。

人口減少社会の進展に伴い、ハコモノを見直すことは行政改革の視点からも当然のことです。現存する施設をどのように時代に合わせて県民の皆さんに有効的に活用してもらうか、そしてこれからの公共施設のあるべき姿を千葉県と我孫子市がしっかりと実際に利用している県民目線で協議していく必要があります。

2017年6月定例千葉県議会一般質問で質問・千葉県との協議継続と公衆無線LAN設置も我孫子市と協議へ

2017年6月議会に登壇する水野ゆうき

質問けやきプラザの土地利用について、我孫子市との協議状況と今後のスケジュールは?

県答弁けやきプラザの土地利用料について、本年1月に我孫子市長から要望書が提出され、4月から我孫子市と話し合いを始めている。今後もこれまでの経緯を踏まえながら、引き続き話し合いを続けていく。

質問けやきプラザに公衆無線LANを設置できないか?

県答弁千葉県答弁:公衆無線LANは新たな通信インフラとして公共施設では主に観光拠点等に設置が進められている。けやきプラザへの公衆無線LAN設置については他の県有施設の設置状況等を踏まえて、我孫子市とも協議していく。

水野要望けやきプラザは災害時に大規模集客施設や駅等で保護された帰宅困難者の一時滞留施設となっている(市内の主要駅である我孫子駅の利用客等が帰宅困難に陥った場合、けやきプラザが一時滞留施設として開設することとなっており、これは平成25年5月14日に我孫子市長と森田知事の間で「災害時における施設利用の協力に関する覚書」締結)。災害時の帰宅困難者の一時滞留施設において公衆無線LANが整備されていないということは二次災害にもつながるため、ネット環境の整備は必要不可欠であるという観点から我孫子市との協議を進めていただきたい。